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2017年01月10日

永続する中小企業とは?オリジナリティーその2

あおけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

前回、オリジナリティーについて
矢沢氏の例を引用して書きましたが、
今回はもう少し掘り込みたいと思います。

今の経済状況が、
もしも右肩上がりならこんな「オリジナリティ」と言うことは、
考える必要がありません。

なぜなら、
生産にしろ、
販売にしろ、
企画にしろ、
何をとっても一番の会社が勝つからです。

例えば、販売なら一番の販売力、
小売店なら一番の品数、販売店面積、
生産なら文字通り生産高、生産コスト、などなど、
言ってみれば一昔前の(といっても20年前ぐらいですが)
スーパーのダイエーや、百貨店のそごうのようなものです。

右肩上がりの時代は一番大きい者が勝ち、
それはどの業界でも同様でした。

しかしこれが逆の右肩下がりの時代になると
その一番大きい者が一番早く絶滅するということです。

その証拠にダイエーもそごうも屋号はあるものの
資本や経営陣はまったくの別会社になっています。
ですから、
今の時代、中小企業はある意味でチャンスなのです。
答えも実にシンプルです。

* 他社に無い何かがあるかどうか *
全ては上記にかかっています。

ひとつ例を挙げます。
もしもあなたが動物園を経営していると仮定してください。
それは、
かなりド田舎の規模も小さく不便なところにある動物園です。

もしもそんな動物園に
「双頭の鷹」がいたならどうでしょうか?

世界各国から来園者の大津波となるでしょう。


これは、すこし現実離れしていますが、

こんな発想です。

たとえば、
パンダと記念撮影できる、
コアラを抱っこできる、
虎に馬乗りできる、
象の鼻と腕相撲できる、
こんな発想(人が考えないこと)です。

逆に、
牛の乳を搾れる、
ウサギを触れる、
ヤギにえさを与えられる、
こうなると何の驚きも無くどこでもやっていることです。


要は、
「ひとのやらないことをやる」であって
「人がもっているものを自分ももつ」とは絶対にちがうのです。


「もしもあなたの経営する動物園に
「双頭の鷹」がいたなら」をイメージしてください。
勝つキーワードは「他にないもの」「だれもやってないこと」です。



アドバンスパートナーズ株式会社/アドバンスコンサルティング株式会社
代表 辰岡 泰文

アドバンスパートナーズ(株)/アドバンスコンサルティング(株)
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〒530-0001
大阪市北区梅田2丁目5-8 千代田ビル西別館4F
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2016年12月21日

永続する中小企業とは?オリジナリティー

随分前の話ですが、あるテレビの特集番組で
参考にしていただきたいものがありましたので
ご紹介いたします。

その番組は、
「還暦」を迎えた矢沢永吉の東京ドームコンサートの
メイキング番組でした。

そして還暦=60歳を迎えた矢沢氏が、
そのコンサートのトークで言っていたフレーズの中で
気になった一言がありました。

それは、
「俺は日本ではじめての
60歳を超えたロックンローラーだ」と言っていたことです。

実際は、もっと高齢のロッカーはいるでしょうが、
あそこまで「現役」のロッカーは矢沢氏の他は
いないのではないででしょうか。

それほど彼の「動きと声」は
「現役」と言うにふさわしいものでした。

結局、私が感じたのは、
あれほど「かっこよさ」にこだわった人は、
彼をおいて他にないと言うことです。
ですから矢沢氏が
「俺は、日本ではじめての60歳を超えたロックンローラーだ」と
言っても誰も文句を言わないのではないかと思いました。

さて、前置きが長くなりましたが日本で矢沢永吉は、
ただひとりで、彼に似た歌手すらいないということです。

それは彼の道程や生き様の凝縮が
そのように感じさすのかも解りませんが、
少なくとも似た人もいません。

おそらく、矢沢氏は、
頂点と言う意味で似た人がいないということでしょうが、
これを中小企業に置き換えると、
よくも悪くも、あなたの会社はあなたの商圏で他社と比べて、
似た会社が有るか無いかということが大変重要なことになります。

わずかでも他社に無い「オリジナリティー」をつくりそれを育てる。
「オリジナリティー」と言っても簡単には作れないでしょうが、
何らかのサービスや製品、価格等のファクターのなかで、
一点でも他社に無い点をつくり、それを増やし育てて行く。
そんな積み重ねが生き残る条件です。

高度成長期は、自社よりも優れた会社を「ベンチマーク」し、
それをそっくり真似ると言うような戦術も
あったかもわかりません。
しかし、今は残念ながら「右肩下がり」の時代なのです。

なにより大事なことは「他社に無いものがある」ということです。

解らなくなったら矢沢永吉を思い出してください。
あの歳で結構しんどいと思いますが、
彼が普通の60歳だったとしたら、
多少歌が良くても東京ドームは満員にはなりません。

あの声、体型、動きを維持するのにどんな努力があるのでしょうか?
考えただけでもしんどいですね。

しかし、あなたは、矢沢永吉ではありません。
あなたの商圏で他社と比べて、
ちょっとでも「他社に無いもの」を考え、増やし育ててください。
もしもそれを消費者が支持したなら
あなたの会社の発展は「未来永劫」に近づくでしょう。



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2016年12月16日

「かまどの灰はだれのものか?」最終

結局
中小零細企業の全責任は社長ただ一人なのです。


ものすごく孤独な立場であり、
だれも理解はしないでしょう。

また外から見ると羨ましがられたり、
尊敬されたりといいこともあるでしょうが、
真には孤独で、
責任は自分だけで取らなければならないという職業
なのです。

あなたが雇い入れた幹部社員とは、
決定的にその立場は違うのです。

そんな決定的に立場の違う幹部社員を
会社の景況がいいときに取締役にして
保証もさせたとしたら、困窮時はどうでしょうか?
トラブル必至です。


私が言いたいのは、責任においては、
「かまどの灰は社長のもの」であり、
だれのものでもありません。
社長の独り占めです。

しかし、それで社員は、
ついて来るでしょうか? 

取引先は、信頼するでしょうか?


つまり、
「かまどの灰は社長のもの」
と思っていると社会が許さないのです。


許さないと言うよりは
認めてくれないと言ったほうが適切です。

真には、
「かまどの灰は社長のもの」という事実があり、
これを認識した上で、さらに
「かまどの灰はみんなのもの」と思える
度量が必要なのです。


家族を例にあげると、
お父さんは、働いて給料をもらっています。
そして家族を養っています。
お父さんはその給料が自分のものと思っているでしょうか?

また、お父さんが
家族に「だれが養っているんだ!」というと
家族全員から大ブーイングとなるでしょう。

会社の社長とは、
「自分のもの即ち、みんなのもの」と
思える度量がないと悲劇になると言うことなのです。


また、
責任においては「かまどの灰は社長のもの」であり、
目に見えるもの(物質的)は
「かまどの灰はみんなのもの」と言えるかもしれません。

社長のみなさん、
今一度、「かまどの灰はだれのものか?」お考えください。




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2016年11月28日

「かまどの灰はだれのものか?」その7

このタイトルでブログを6回書いてきたように


私が申し上げたいのは、

「かまどの灰はだれのものか?」という問いに

「かまどの灰はみんなのもの」という答えを

簡単な気持ちで言っていないかどうかということです。

最後の全責任は、
社長であるあなたが持っていますし、
持ち続ける運命にあります。

あとの社員は
幹部であってもその責任は、ありません。


この責任とは、
金融機関の保証や取引先に対する
債務承認等すべての義務を全うするものです。

そんな責任を持つのと、持たないのでは、
その重さにおいて「天と地」ほどに違うと言うことなのです。


その認識をもって「かまどの灰はみんなのもの」と簡単に言えるでしょか?


私は多くの社長と言う方に会ってきましたが
本当に資金繰りで困窮し、窮地に陥ったとき、
そんな考えの方は、だれもいませんでした。

また、多くの場合、
連帯保証させた幹部社員とのあいだでトラブルになります。
軽い気持ちで
社員を役員にし、保証までさせて困っているのです。


そして、その家族や親戚の対策を考えると
夜もろくに眠れないというようなものです。
会社はいいときだけではありません。


かならず「山」と「谷」があります、
その「谷」のときを考え行動しなければなりません。


続く



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2016年11月09日

かまどの灰はだれのものか?」その6

会社の景況がいいときは、
社長も取締役となった幹部社員もなんの問題もなく
両者とも経営責任を担っていると言う当事者意識が働き
大いにモチベーションを維持できたでしょう。
また、
待遇面でも社長共々、
一般社員よりもその幹部社員の給料は多かったはずです。


しかし、
会社の資金繰りが難しくなったとき
その幹部社員は自身の給料を下げる提案をするでしょうか?

また、連帯している保証を外せと言わないでしょうか?

つまり
沈み行く船(会社)に
船長(社長)とともに運命を共にするでしょうか?

太平洋戦争の映画でも
軍艦が沈没するとき、
最後までその軍艦と共に沈むのは艦長だけで
あとは、全員退去なのです。


まして、この平和な日本で、
社長と運命を共にする
幹部社員(その家族親戚を含め)はいるのでしょうか?


次回に続く




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2016年10月31日

「かまどの灰はだれのものか?」その5

中小零細企業の場合、
圧倒的に多いのが
株主、役員共に社長のみ
又は、その家族のみ
と言う構成です。

また、
身内以外の社員で幹部の人が
取締役のメンバーに入っているケースもあると思いますが、
たいていの場合、
幹部としての意識付けの目的であり、
経営責任をどうこうと言うような位置づけではありません。


あくまでも、
社長が幹部社員に経営責任者として、
意識を持ってもらいたいという願望を
反映しているのです。

大きい責任感をもち
取締役となった幹部社員ですとある程度、
社長と取締役となった幹部社員の意識は
共通していると思いますが、
真の意味で経営責任を負担していると
言うことは少ないと思います。

それは
自社が危機的困窮時になると
明白になります。

銀行借り入れの際に、
その取締役となった幹部社員が連帯保証をしているとか、
不動産を担保提供しているか、
と言うような部分で計れるのです。

一般的にはそのようなことは稀であり、
実際に取締役となった幹部社員が
そのような保証等をしている場合、
資金繰りが苦しくなると、
社長とその社員の間で、
大きなトラブルとなります。


また、
その社員は納得してそんな保証等をしていたとしても
その家族や親戚まで納得して、
そんな保証等を提供したでしょうか?

会社が平時のときは、
社長とその幹部の関係も何ら問題もないでしょうが、
いざ危機的困窮時となり、
銀行に借入返済が、できず督促状が、
その取締役となった幹部社員の自宅に届いたとき
その家族内でもトラブルになることは、必至です。


結局、
社長はそううなったとき若しくはそうなる直前に、
取締役となった幹部社員の連帯保証を外すのに
必死になります。

また、
その幹部社員もなんとか保証を外すよう
その家族共々社長に懇願するはずです。


次回に続く



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2016年10月25日

「かまどの灰はだれのものか?」その4

いい時は

「会社は社会の公器」

苦しいときは

「かまどの灰はみんなのもの」

といっても

「灰」すらもないという状況での

会社内の雰囲気をお話しましたが、

悲しいかなこれが事実です。


一ヶ月でも給料を遅配すると

何割かの社員は、

転職サイトに登録するでしょうし、

社内のムードはがらっと変わります。

だからといって、

社長は開き直って

社員に「だれが給料はらっているんだ」

という態度になると

そのムードは一気に加速し、

会社は一直線に崩壊に向かうでしょう。

これは、

会社の大小にかかわらず、

上場企業と中小零細企業では

多少の温度差はあれ同じことです。

では、

世の中小零細企業の社長の考え方は

どうすればよいのでしょうか?

何冊もの経営書を読み漁っても

書いてある内容は、似たり寄ったりです。


なぜでしょうか?


それは、

筆者は大方の場合、

成功者であり、

大抵は上場企業やそれに準ずる企業を成しえた方

ばかりだからです。

また、

自己啓発セミナーや、

経営セミナーに行けば行くほど

教科書的な理念が増幅します。


つまり自身の今ある場所とは

大いに乖離してくるという事です。


だれでも松下幸之助氏や、

稲盛和夫氏の本は読んだ事があると思いますし、

またそれに感銘を受けた方も多いでしょう。

しかし、そこに書いてある事は、

いまの自社の立場とはあまりにも乖離しています。

次回に続く



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2016年10月21日

「かまどの灰はだれのものか?」その3

カマドの灰がたくさん溜まっているときは、

『その灰さえも社員みんなのもの』

と考えるはずです。

しかし 

『灰がたくさん溜まっている』を

経営的意味合いに置き換えると

「内部留保が溜まっている」

と解釈できます。

これはすなわち余裕がある時のことです。

このような時は何の悩みもなく

『灰さえも社員みんなのもの』

と考えることができます。

しかし、

『カマドの灰が無くなり

隣の家から灰を借りていた

     = (イコール)


債務超過で銀行から借金だらけ』

だったらどうでしょうか?

その

『隣の家から借りた灰=マイナスの灰=借金』

を社員みんなのもの

といって社員が納得するでしょうか?


そのときは、

社長の責任であり

『経営力がない』

『判断できない』

『遊びすぎ』

あげくには・・

『ばか社長』

と言われるのです。

いい時は、

誰もが社長についてくるでしょうし、

会社は公器という理念に

社長も社員も納得し満足するでしょう。

しかし、困窮時もそうでしょうか?

一ヶ月でも給料を払わなかったら、

社員の眼つきは変わります。

また、取引先の噂にもなります。

その取引先に解ってしまうのは、

大方の場合社員が愚痴をこぼしているからです。

もしも

うちの社員はそんな事は無いと思う社長は

一ヶ月給料を払わないという実験を一度試してみてください。

噂が広まる前に

労働基準監督所から呼び出しをもらうかもしれません。


次回に続く




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2016年10月12日

「かまどの灰はだれのものか?」その2

どんな経営指南書を読んでも、
「会社は社会の公器あって、
経営者、社員、取引先、顧客、株主と
五方良しのオールウィンの関係でなければならない、
それで無ければ
その会社は存続しない」と書かれています。

これは経営者にとっては
宗教の経典の様なものであって
絶対に逆らってはならないこと
まるで法律であるかのように思っています。

私自身も20数年間
社長として会社を経営してきましたが
やはりそのように考えてきました。

しかし、私も含め、究極的に考えると
中小零細企業の社長さんは、
心の底から本当にそのように思っているでしょうか?


会社の業績が良い時代には、
社長は高級車に乗っていたでしょうし、
ゴルフにもよく行ったでしょう。
また、銀座や大阪の北新地では、
一般社員より、社長の方が多いはずです。

ゴルフにしろクラブにしろ、
もちろん仕事上の接待もあったでしょうが、
それ以外はなかったでしょうか?
また、海外視察も一番多く行ったのは社長です.
もちろん
新しいビジネスモデルの模索とか
外の空気を感じ新しい発想が出来るようにとか、
色々理由はありますが、
プライベートな瞬間は無かったでしょうか?


「一番重大な仕事をしているのは社長であって、
全責任は社長が取るのだから、
待遇は社長が一番よくて当たり前」
という考えは、1パーセントもなかったでしょうか?


みなさんは大半が中小零細企業の社長であって、
公的責任から逃れようの無い
上場企業の社長ではないのです

ここに大きな勘違いがあり、
中途半端な善意が、真実を見逃させます。


次回に続く




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2016年10月03日

「かまどの灰はだれのものか?」その1

すこし年長者の方ですと
「かまどの灰まで誰々のもの」
という表現はわかると思いますが、
年齢の若い方ですと
意味不明のフレーズだと思いますので、

若干説明いたしますと・・・・・


昔からの表現で、
独占欲が非常に強く、
すべてのものが自分のものである

と言う様な考え方を非常に強調した表現
として使われてきました。


いまどきカマドといっても聞いた事があるだけで
見た事もない方も多いと思いますが、

カマドとは、
もちろん台所にあったコンロのことで、
下から薪をくべて火をおこし
その上で煮炊きする為のものです。


そのカマドの底に溜まった
「灰まで自分のもの=すべて自分のもの」 
という意味です。
これを経営的な観点で、
表現するとすべては社長のものであり、
会社はすべて社長ものだという意味に使います。


どちらかと言うとあまりいい意味で使うのではなく、
「どあつかましい」とか「どケチ」とか、
とにかく限度を超えた独占欲を表現するときに
例えとして使います。

どんな経営書をめくっても
「かまどの灰まで社長のもの」
という考え方はダメだと書いてあります。

また、仮に多くの社長にアンケートを取ったとしたら、
ほぼ100パーセントの回答は
そんな考え方では社員は育たない、
会社は成長しないと答えるでしょう。

しかし本音で言うと、
中小零細企業の社長さんは
心の底からそう思っているでしょうか?


次回に続く



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